いい人になる方法 How to be good / ニック・ホーンビー Nick Hornby

24 April 2004

先日『いい人になる方法』を読み終わった。
医者のケイティーの語りで物語は進行。
彼女には小説家で売れっ子になるのを夢みつつ、コラム書きなどをしている夫デイビッドと二人の子供がいる。が彼女には不倫相手が。。。
『女だって一般よりちょっと良い暮らしができるだけの収入が伴う仕事してると、やることは男とそうかわんないのね~』なんて思いながら読み進んでいくと、ある日夫が突然謎のヒーラーのおかげで『いい人』になってしまったらさあ大変。。。と話は一転。
この『いい人』が『急に妻に優しくなった』とかいう『いい人』ではなくて、ホームレスの子供を受け入れようとかいうレベルの『いい人』
『いい事』なんだけど、急に贅沢は敵だといわんばかりにパソコンを寄付してしまったり、ホームレスに食事をごちそうしたりする夫にケイティーは動揺を隠せない。
二人の子供のうち息子は急に変わった父親を受け入れられず、娘は父親のすることに興味津々。。
結局は『いったい善行はどこまでやったらいいのか?』っていう終わりのない議論を延々と書いた物語。
読者の書評をみると賛否両論みたい。
私は後半ちょっと疲れてしまったけど、そんなに嫌いな小説ではない。
それはニック・ホーンビーは時事ネタ使いがうまいから。
ハイ・フィデリティーでは元彼女に会いにいく。。ってのがあったけど、今回は『昔わるいことをしたな。。って相手にあやまる』ってのが出てくる。
謎のヒーラーが絶縁状態の姉に『今だに許せないこと』としてあげられた出来事の中にサイモン・ル・ボンのポスターなんていうエピソードがあった。
わかる人にはおもしろすぎる時事ネタだと思う。
ちょっと前のUKヒット・ソングに詳しい人は読む価値あり。

評価 ★★★
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by sonicDM | 2004-04-24 23:53 | Book
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